最近の地方からのライブ遠征民が口をそろえるのは「東京のホテルが恐ろしく高くなった…」という悲痛な声です。
以前ならばそこそこ手頃に泊まれたホテルの料金が1.5倍、ヘタをすると2倍近くに跳ね上がっています…
今回は、ホテル料金高騰の中で予算を抑えてライブ遠征を行うためにカプセルホテルを利用したリポートです。
カプセルホテルだと侮ることなかれ、これがとても快適&便利だったのです!
ファーストキャビン市ヶ谷の基本情報

- 【アクセス①】JR市ヶ谷駅 徒歩2分
- 【アクセス②】東京メトロ・都営地下鉄 市ヶ谷駅 徒歩1分
- 【チェックイン】15:00 (最終チェックイン:28:00)
- 【チェックアウト】10:00
- 【朝食】プランによる
- 【特記事項】大浴場あり
何気にアクセスが良過ぎる「市ヶ谷」
このホテルが立地する「市ヶ谷」という場所ですが、地味にめちゃくちゃ立地が便利です。
というのも、市ヶ谷は山手線エリアのちょうど真ん中くらいにあるからです。
しかも、最寄りの「市ヶ谷駅」には
- JR 総武線
- JR 中央線
- 東京メトロ 有楽町線
- 東京メトロ 南北線
- 都営地下鉄 新宿線
という実に豊富な路線が乗り入れています。
つまり、ライブ遠征であれば「どの会場へも行きやすい」「どの会場からも帰って来やすい」というわけです。
私は東京ドームでの公演を見るために宿泊しましたが、JR水道橋駅から2駅、乗車時間たった4分で移動できました。
その他の都心部の主なライブ会場にも数分で、しかも大半が乗り換え無しで行けてしまいます!
- 【東京ドーム】4分 (JR 市ヶ谷⇔水道橋) [乗り換え無し]
- 【日本武道館】2分 (都営新宿線 市ヶ谷⇔九段下) [乗り換え無し]
- 【東京国際フォーラム】7分 (東京メトロ有楽町線 市ヶ谷⇔有楽町) [乗り換え無し]
- 【国立競技場】6分 (JR 市ヶ谷⇔千駄ヶ谷) [乗り換え無し]
- 【LINE CUBE SHIBUYA、NHKホール】13分 (JR 市ヶ谷⇔渋谷) [乗り換え1回]
「会場そばのホテルが満室…」とか「会場近くでなくてもいい」という人は、この抜群のアクセスの良さを検討してみる価値アリです。
「ファーストキャビン市ヶ谷」実際に泊まってみた
今回はライブ当日に東京入りで、ライブ終演後にそのままJRでホテルに向かいました。
なにせ初めて泊まるホテルなので、内心ドキドキしながら市ヶ谷駅で降りたのですが…
駅からマジで近い!
事前に地図アプリでホテルの場所は確認してありましたが、良い意味で無駄になりました。
なにしろ、駅を出たら川に架かる橋の向こうに「TKP」の目立つ看板が見えます。
その建物がファーストキャビン市ヶ谷なので迷う余地などありません!
駅から1~2分くらい、しかも明々と照らされた橋と大通りを渡って行くので夜でも比較的安心です
※女性のライブ遠征者は特に気にされる点ですよね
ロビーは広々、受付も丁寧
カプセルホテルといえば、雑居ビルの途中階にフロントがあって(不安な気持ちを抱えながら)エレベーターで上がっていくのが定番(!?)です。
しかし、こちらのホテルは1階の立派なエントランスから堂々の入場です。
ロビーは明るく広々としていて、フロントの先にかなり広いラウンジスペースが見えます。
カプセルホテル特有の、あの雑然というか混沌とした感じが全くありません。
特に印象的だったのは、フロント係の方々(男女2名)の接客がとても丁寧だったこと!
カプセルホテルにありがちな殺伐とした感じやワンオペの悲壮感が全くありません。
にこやかかつテキパキとお二人で次から次へと現れるチェックイン客を見事に捌いておられました。
地味ですけど、こういう姿勢は「また次も泊まろう」という気持ちに繋がります…

男女別のセキュリティもしっかり
このホテルは男女とも宿泊可能ですが、宿泊スペースへの入り口で別でルームキーをかざさないと立ち入ることができない仕組みです。
そういう点でもしっかりとセキュリティは考えられています。
そこから先は、カプセルもトイレも大浴場も完全に男女別です。
男女共用なのは、フロント前のラウンジスペースくらいでしょうか。
これは「寝れる!」タイプのカプセル
カプセルホテル体験者の方なら分かると思うのですが、カプセルのタイプによって「寝れる!」と「寝れない…」とにハッキリ分かれます。
これはおそらく、カプセルの造りによって「圧迫感」が全く異なるからです。
今回、私が泊まったのは最安の二段式のカプセル(プレミアムエコノミークラスキャビン)でしたが、内部はかなり広々していました。
というのも、ここはカプセル内に自分の荷物を入れるためのカギ付きロッカーが設置されているのです。
その分だけカプセル自体が余裕のある大きなサイズになっているのです。

そのため、カプセル内にいても圧迫感が無いのでぐっすりと「寝れる!」わけです。
また、横幅だけでなく高さもあるので、余裕でカプセル内で座って(頭がつっかえずに)着替えや荷物整理ができてしまいます。
これは地味ですが、実際にカプセルホテルに泊まる際にはかなり嬉しいポイントです。
シャワーだけでなくまさかの大浴場完備!
ライブ遠征に民で意外なのは「ホテルに大浴場が付いてなきゃイヤだ!」という『大浴場絶対主義』の人がかなり多いということです。
安心してください、このホテル、ちゃんと大浴場があります!
しかも7~8人くらいは悠々と体を伸ばして入ることができる位のそこそこ広々とした湯舟があって正直ビビりました。
「ライブの後はしっかりと湯舟に浸からないと疲れが取れないんだよね~」というこだわり派の要望もバッチリ満たしてくれます。
ホテル周辺の施設も充実
ホテル自体のサービスや設備に加えて、ホテル周辺のお店の充実ぶりも見逃せないポイントです。
食べ物屋で困ることは有り得ない好立地

このホテルに実際に宿泊して驚いたのは、ホテル近辺の飲食店やお店の充実ぶりです。
徒歩1分圏だけでもこれだけの施設がそろっています(※これでも主なものだけ)。
- 【飲食店】富士そば、モスバーガー、魚民、マクドナルド、洋麺屋五右衛門、北海道ラーメン熊源、喫茶ルノアール、日高屋
- 【買い物】マルエツ(24hスーパー)、ダイソー、くすりの福太郎、ファミリーマート

また、市ヶ谷駅近辺の側にも、さらに牛丼屋、カフェ、ラーメン屋、パン屋、書店などがそろっています。
東京ライブ遠征で色々な場所に泊まっていますが、ここまで充実しているのはかなり貴重です。
まとめ
東京のホテル宿泊料金が高騰している中にあって、ライブ遠征民にとってカプセルホテルはより現実的な宿泊先となってきました。
これまでは一般的なホテルに泊まっていて、どちらかというとカプセルホテルは敬遠がちだったという人いるかもしれません。
しかし、この「ファーストキャビン市ヶ谷」ならば、施設の充実度、雰囲気、どちらも最初のカプセルホテル体験としてオススメできます。
特に、「東京ライブ遠征、1泊のみ」であれば、ぜひカプセルホテル泊を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?