みなさんは旅行に出かける際に「財布」はどうしていますか?
普段使いのものをそのまま持って行く人もいれば、それとは旅行用の財布を用意する人もいます。
私は断然、「旅行用の財布」を持って行きます!
しかも、とびきりコンパクトで「軽い」&「薄い」ものを!!
財布がどんどんコンパクト化する時代
そもそも、旅行で財布に入れていくモノといえば、
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 電子マネー(交通系IC)
- 身分証
- 最低限の現金
正直言って、こんなもので十分です(※国内旅行の場合)
もはや基本的にキャッシュレス決済の時代ですから、財布の中身は当然シンプルになります。
それに合わせて、ミニマリスト指向であろうとなかろうと財布自体もコンパクトなものになっていくのは自然な流れです。
「軽くて」「薄い」にこだわるワケ
私の場合は、単純に旅行用の財布をコンパクト化するだけでなく、さらに「軽い」&「薄い」を求めます。
薄い財布ならズボンの「前ポケット」に入る
私は旅行先では必ず財布をズボンの「前ポケット」に入れて行動します。
こうすることでスリや紛失などから身を守る防犯上の対策としています。
とは言え、ズボンの前ポケットに入れるとなると分厚い財布では目立ってしまうし、歩きにくくなります。
それゆえ、単にコンパクトなだけではなく「薄い」ことが重要となるのです。
財布自体が重いのは単なるデッドウエイト
もうひとつのポイントは、せっかく財布が小さくても、重くては意味が無いということです。
旅先で一日中持ち歩くわけですから、重い財布はそれだけで結構なデッドウエイトになります。
多くの人が普段使いする本革製の重厚な財布やデカい長財布は見栄えこそ良いですが、重量の面で旅行には不向きです。
【おすすめ(1)】ミニマムな「カード入れ」タイプの財布
自分の経験上、旅行用の財布としてある意味最強なのはジッパー付きの「カード入れ」タイプだと思います。
基本的にカード類を収納するのが主目的で、おまけとして最小限の紙幣と硬貨が入ればそれで十分です。
① 文具のカード入れを財布に転用
まずは、文具としてのカード入れ(ポーチ)を財布に転用する方法があります。
リヒトラブのメッシュケース
100均などでも類似品はありますが、耐久性を考えるとやはり文具メーカーのものが安心です。
コンパクトさとシンプルな実用性への振り切り具合では、ある意味最強の旅行用財布!
キングジムの半透明ポーチ
あまりにも文具感丸出しなのは苦手…という方には、少しテイストの違った半透明のタイプもあります。
こちらはシリコン製なので、さらに耐久性もバツグンです。
リヒトラブのクリアケース
もう少し財布っぽくて、収納力が高いものとなるとこんな製品もあります。
やや大ぶりですが、透明部分にカード類、裏側のジップ部分に紙幣や小銭などの使い分けが可能。
特筆すべきは、素材に耐久性が高い「コーデュラナイロン」が使われています!
② カードケースっぽいけどきちんと財布
①で紹介したものが文具としてのカードケースなら、財布でありながら限りなくカードケースに寄せたものもあります。
ノーマディックの小銭入れ(廃盤?)
この武骨で超コンパクトな財布ですが、まあ正直言ってこれが最強で優勝です!
実は、私が10年以上旅行用の財布として実際に使用しているのが、まさにこの製品なのです。
- カード類がギリギリ(本当にギリギリ)入る絶妙なサイズ!
- 現金類/カード類を分けて運用できる2つのファスナー
- 交通系ICを入れたままタッチできる裏面のスリットポケット
何をとっても完璧なミニマム財布です!
ただし、大きな問題がありまして…どうやら事実上の「廃盤」状態なのです。
Kiuの撥水パスケース
上記の後継品になりそうなモノとして見つけたのがKiuのパスケース。
サイズ的に縦がやや大きくなり、ポケットの数は1つ減っていますが、シンプルな雰囲気は似ています。
また、雨具メーカーとしてのKiuの得意技である撥水性があるのはうれしいポイントです。
夏場の旅行はもちろん、汗まみれになるライブハウス遠征や夏フェスにも向いています。
チャムスのキーコインケース
もうひとつの候補は、おしゃれなアウトドア小物類の定番、チャムスです。
サイズは完全にひと回り大きくなってしまいますが、ポケットの数としては3つあるので機能としては十分です。
前面ポケットがキーケースになる点も実用的で、財布と鍵入れを1つにまとめられます。
【おすすめ(2)】使いやすさ抜群の「L字型ジッパー式財布」
カード入れタイプはコンパクトさは抜群ですが、紙幣を三つ~四つ折りにしなければならず、この点を気にする人は意外と存在します。
そこでもうひとつのオススメが、紙幣を二つ折り収納できる「L字型ジッパー式財布」です。
ユーザーフレンドリーなL字型ジッパー式財布
このタイプの財布の良い所は、コンパクトなのに中身をきちんと「仕分け」できることです。
しかも、手のひらの中でしっかりホールドしながら、必要なカードや現金を素早く取り出すことができます。
また、開放式の左右にカパッと開く二つ折り財布とは違って、
- 普段は全体がジッパーでしっかりと閉じられている
- 使用時だけ自分のほうに向く側の2辺のジッパーだけが開く
このような合理的な造りで、知らないうちにカードがスルッと抜け落ちることが起こりにくくなっています。
個人的には、旅行用の財布として最も「万人向け」で「使い勝手が良い」のは、このL字型ジッパー式財布ではないかと思います。
アウトドアブランドのL字型ジッパー式財布
L字型ジッパー式財布は、アウトドア用品として多くのブランドから発売されています。
ミレーの軽量財布
まずは、登山用品メーカーとして名の知られたミレー(MILLET)。
最大の特徴は重量30gという恐ろしいほどの軽さです。
また、ジッパーポケットの中にはきちんと仕切りが付いていて、カード類/現金類をザックリと三分割する運用ができます。
さらに、真ん中の仕切りはマジックテープでフタができる仕様なので小銭を入れても脱落しないという気の利いた造りになっています。
ケルティの小銭入れ
続いては、こちらもアウトドアブランドとして有名なケルティ。
素材は頑丈なコーデュラナイロンで耐久性はピカイチです。
内部は小銭用のメッシュポケットが付いていて、その左右にカード類/紙幣を振り分けて整理することができます。
こちらは、裏面にスリットポケットがあるので交通系ICカードなどを外側配置できます!
革製の軽量L字型ジッパー式財布もあります!
「L字型ジッパー式財布の便利さは分かるけど、あのナイロン系の安っぽさが苦手…」という方。
安心してください、革製でもちゃんと薄くて軽い財布もあります!
ノーマディックの牛革コンパクトウォレット
普段はコーデュラ素材が得意技のノーマディックですが、意外にも本革製の財布も出しています。
しかも、革製なのにしっかりと「薄くて」「軽い」!
紙幣は二枚折りで入り、カードホルダーや内ポケットもあってかなり細かく整理ができます。
また、外側の斜めにスリットが入ったポケットには交通系ICカードを外側配置して使えるなど、実用面でも隙がありません
旅行用だけでなく、もはや普段使いしたいくらい。
【番外編】マネークリップは究極の憧れ
ミニマムな財布を突き詰めていくと、最後に登場するボスキャラが「マネークリップ」です。

とは言っても、「ガチの」マネークリップで旅行に行くのはかなりの勇気が必要です。
「カードが抜け落ちたらどうしよう…」「カードが傷だらけになるのでは?」という危惧が頭の隅にチラつきます。
アブラサスの札はさみ
ただし、財布型の「札はさみ」タイプのマネークリップならば大丈夫です。
札はさみタイプの薄くて軽い財布といえば、アブラサスが有名どころです。
見かけはスマートな革製財布という感じで、言われなければマネークリップとは分かりません。
もし、普通のミニマムな財布に飽き足らなくなったら、マネークリップを試してしてみるのもアリかもしれません。