テールメイトのような小さなバッグと相性が良いのが、短い泊数で行くライブ・コンサート参戦の旅、いわゆる「遠征」と呼ばれるものです。
また、できる限り荷物を減らして動き回りたい野外音楽フェスでもこの小さなバッグは役立ちます。
ライブ遠征旅ならテールメイトで十分
東京や大阪で開催されるアーティストのライブを地方から泊りがけで見に行ったり、
逆に大都市からツアーの地方公演を狙って見に行く人はかなり多く存在します。

この遠征の場合はライブを見るという目的がハッキリした旅であるため、
最低限の日数だけ仕事の有休を取って強行日程で往復する人が多いようです。
そのため、さほど多くの荷物を持っていく必要はありません。
となれば、テールメイト程度の小さなバッグでも十分です。
1~2日分のTシャツとライブ用のマフラータオル、あとは下着類と最低限のアメニティ。
もし会場の物販でTシャツやタオルを購入する場合はその分も減らせます。
アイドル系のライブでペンライトが必要な場合もギリギリの幅ですが収容可能ですよ。
また、ホテル泊であれば事前に不要な荷物は取り出してホテルの部屋に置いておきます。
そしてテールメイトを会場に持ち込むサコッシュ代わりに使うなんてこともできます。
もし物販でライブグッズを買い込み過ぎた場合にはどうするのか?
今のご時世であれば買い物用のエコバッグを持参しているはずなので、
それをグッズ用に転用すれば帰りの新幹線でも飛行機でも困ることはありません。
ライブ会場にそのままIN作戦
現地に前乗りできる余裕のある場合はよいのですが、
日程や交通機関の都合で当日の開演時刻ギリギリに会場へ駆け込まなければならないこともあります。
私の場合は大体このパターンになってしまいます。
この時に浮上するのが「会場内に持ち込む荷物をどうするのか問題」です。
イス席のコンサートであれば、足元や座席の下に置けばよいので基本的になんとかなります。
ただし、最近はイベンターによっては大きなサイズのバッグ・リュックの持ち込みを制限している場合もあるので注意が必要です。
一番困るのがスタンディング形式でのライブです。
基本的にスタンディングエリアに荷物を置くスペースなどありません。
そのためか、大きなリュックなどを背負ってそのままライブを見ている人が多くいます。
そのリュックが周囲の人にバシバシと当たること当たること…当然ながら大迷惑です。
一番の解決策はコインロッカーに荷物を預けてしまうというものですが、ここには現実的な問題があります。開演直前になると会場のコインロッカーがほとんど空いていないのです。

ZEPP系などではライブ会場内にかなり多くのコインロッカーが用意されていますが、それでも埋まってしまうことが多いです。加えて、ロッカー自体のサイズも基本的に物販のグッズを入れておく用途のためか非常にコンパクトなものがほとんどで大きなバッグを入れるのは難しいです。
さらに小さなライブハウスになると、申し訳程度に10個程度のロッカーが隅っこにあるだけだったり。
会場の外に救いを求めても、最寄り駅のロッカーもあっという間に埋まっていることが多いです。
そんなときはテールメイトの本領発揮です。
最寄駅からいそいそと駆けつけて、コインロッカーには目もくれずにそのまま会場にIN!
スタンディング位置に付いたら肩に斜め掛けしたテールメイトをそのままスルッと背中側から回転させて前側に抱えます。
まるで赤ちゃんを抱くような感じですが、この体勢なら周囲に迷惑をかけることはほぼ無いと思います。MC中に中からペットボトルを取り出して水分補給することも容易です。
テールメイトはフェスでも役立ちます
コロナ禍以前の夏の楽しみといえば大型野外音楽フェスへの参戦でした。

ところで、音楽フェスに参加するにあたって、荷物のことで頭を悩ませる人は多いと思います。
残念ながら大半のフェス会場ではコインロッカーが設置されていないからです。
ただし会場によっては、大きなポリ袋に荷物を入れて有料で預かってくれる「クローク」のサービスがある場合もあります。しかし、荷物を取り出すためだけに長蛇の列に並ばなければならなかったりして使い勝手はあまりよくありません。
結局のところ、できるかぎり荷物を減らして自分で持ち運ぶのが一番なのではという結論に至ります。
その場合、テールメイトくらいの大きさのバッグがまさに「程よい」サイズなのです。
替えのTシャツや靴下、タオル、100均のレインポンチョ、防寒用のパーカー、モバイルバッテリーなどが入れば十分。
とにかく軽くてコンパクトなので、荷物を抱えた状態でも会場内を縦横無尽に動き回れます。
また、野外フェスで気をつけなければならないのが防犯の問題です。
スタンディングエリアでアーティストに夢中になっている間に背中のリュックが開けられてしまったり、ハサミや刃物で切り裂かれてしまって、中身の貴重品をごっそり盗まれたなんて悲しい話を聞いたことがあります。
こういった話を聞いて以来、私はテールメイトのファスナーの取っ手を輪ゴムでぐるぐる巻きにしてガチガチに固定して対策しています。
また、テールメイトの素材のコーデュラナイロンは刃物などの切り裂きに対してもかなり強いです。
さらに、スタンディングエリアでは前側に回して抱え込む形をとればある程度の安全は確保できます。
とにもかくにも、コロナ禍が収束・収束して、日本の夏に音楽フェスが戻ってくることを願っています。